放蕩記

科学ライター荒舩良孝の日記

椿山荘でホタル

私の事務所の近所には椿山荘がある。

椿山荘は都内にいながら、美しい庭を楽しむことのできるいいスポットだ。

そして、5月から6月にかけて敷地内を流れる沢でホタルを楽しむことができる。

ホタルというと6月くらいかなと思っていたら、今ぐらいの時期でも飛んでいるらしい。

昨日、散歩がてら椿山荘にいってみたら、ちゃんとホタルを見ることができた。

椿山荘のWebページを確認してみたら、今年は5月16日に初飛来が確認されたらしい。

hotel-chinzanso-tokyo.jp

 

まだ、飛びはじめたばかりだからか、数はそれほど多くないが、合計で10匹ほどのホタルの光を見ることができた。

ホタルの光は3〜4回ほど点滅すると、一休みし、また気が向いたら点滅するといった感じで、どことなくはかなさもあり、惹きつけられる感じだった。

もっとたくさん飛んでいるとかなり幻想的だろうなと思いながら眺めていた。

 

ホタルの光は、光のもととなるルシフェリンという物質が、オキシルシフェリンという物質に変化することで発生する。化学変化によって発生する光なので、熱くはならない。

しかも、ホタルが光るしくみは、けっこう難しく、それが解明されたのは2000代に入ってからのようです。

機会があれば、そのあたりのことも書いていきたいと思います。

では。

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(写真は椿山荘で撮影したホタル。

 数匹光っていたのですが、写真では1匹しか撮れませんでした。

 レーザーポインターではないので、念のため)